同一労働同一賃金は2020年以降も守らなくて良い?

ハンマー

同一労働同一賃金をネット上で調べると、一つの疑問にあたります。
それは、「同一労働同一賃金は破っても罰則がないのでは?」というものです。
ここでは、同一労働同一賃金を破った場合本当にペナルティはないのか、もしあったらどんなペナルティがあるのかについてお話しましょう。

厳密なペナルティは「まだ」定まっていない」

同一労働同一賃金については厚生労働省にガイドラインが掲載されていますが、破った場合のペナルティが、実はまだ定まっていません。
厚生労働省に書かれているのは基本的なルールだけであり、違反した場合の罰金も懲役もなにも説明されていません。
つまり、同一労働同一賃金は、現時点に限っていえば違反してもペナルティはないといえます。

よって、極端にいえば同一労働同一賃金が施行されても、会社のルールを変更しなくても問題はないということです。

無視すると会社が大打撃を被ることも

しかし、ペナルティが課せられていないからといって無視するのは賢い選択とはいえません。
なぜなら、同一労働同一賃金以外にも非正規雇用者の待遇を改善するための法律はあり、問題がある場合は警告を受けるからです。
それでも改善されないようであれば、そのことを公表されるので会社のイメージが大幅に悪化してしまいます。

更に、待遇が不当にも関わらず改善さらない場合、従業員側から訴えられる可能性が高くなり、賠償金を請求されることもあります。
結果、ニュースで報道されることによって、上記のようなイメージの悪化及び人材の流出といったリスクがはあ制します。
そして何より、あくまで「まだ」定まっていないだけであり、将来的に罰則が発生する恐れもあります。

したがって、同一労働同一賃金の遵守は会社を健全に運営するために必須といえます。

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